本当に大丈夫…？アメリカで行われた”誘拐”の社会実験から考える子どもたちの安全
あたたかくなり、外遊びに最適な季節がやってきました。子供を連れて外に出る機会が増えるこの時期、もう一度考えておきたいのが子供たちの安全。アメリカで行われた”誘拐”の社会実験から、再度子供たちが知らない人に話しかけられたときの対応を、考えてみましょう。
★子供たちの安全に対する意識
毎回、痛ましい事件が起きるたびに、子供たちの安全に対して気を引き締めなおす親御さんたちも多いと思います。我が家の子供たちではありませんが、同じ通学団の子供たちがヒヤっとする体験をしたことがあります。朝、集合時間に遅れた男の子２人が、通学団を追いかけて学校に向かっていると、知らないおじさんに「お菓子をあげるからおいで」と話しかけられたそうです。２人は慌てて走り出し、近所の家に駆けこんで事なきを得ました。２人だったからよかったですが、もし１人だったら？無理やり連れていかれていたら？考えるだけで怖くなりますよね。また、知らない人だけではなく、知っている人が加害者になる、ということも往々にしてあるのです。
今回はアメリカで行われたとある「誘拐」の社会実験の動画をご紹介します。こちらを子供たちと一緒に見ながら、改めて「知らない人（あるいは知っている人でも）に話しかけられても、親がいない時に１人でついていなかい」という基本について話し合ってみてください。
★アメリカで行われた「誘拐」の社会実験
かわいい犬を連れたジョーという男性（イケメン！）が、公園で子供を遊ばせているお母さんに挨拶をして話しかけます。「社会実験をしているので協力してくれますか？」「子供たちに知らない人と話してはいけないと話をしていますか？」お母さんたちは「もちろん毎日のように話しているわ」と答えます。
そこでジョーは続けます。「じゃあ、僕が彼女のところに行って話しかけても、彼女は答えないで逃げますかね？」お母さんたちは自信満々に答えます。「ええ、間違いなく答えないと思うわよ」。そこでジョーは子供たちのところに行って、話しかけます。
「こんにちは。ほら、子犬だよ。子犬好きかい？」驚いたことに、子供たちは何の迷いもなく子犬に飛びついていきます。「もっと子犬が見たいかい？」そうジョーが言うと、子供たちは・・・
「見たい！」といってジョーと手をつないで行ってしまいます。唖然とするお母さんたち。いかがでしょう？確かに、こんなイケメンが話しかけてきたら、私も着いて行きたくなります（笑）。ではなくて、「知らない人に着いて行ってはいけない！」と何十回も聞いているはずの子供たちでも、子犬をきっかけにこんなにあっさりついて行ってしまうものなのです。みなさんのお子さんはどうでしょうか？着いていかない自信はありますか？
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この動画のほかにも、アイスクリームをあげるからと言われて、アイスクリームトラックに子供たちが乗ってしまう社会実験の動画も公開されています。
子供を連れて行こうと思っている人たちは、いかにも危険そうな人ばかりとは限りません。一見普通そうに見える人が、犬やアイスクリームなど、子供たちが大好きなものをきっかけに、話しかけてくる。そんなとき、どう対処したらいいのでしょうか？もちろん、話しかけてくるすべての人が危険というわけではありません。ですが、外に出る機会が増えるこれからの時期、今一度自分の身の守り方について、この動画をきっかけにしてお子さんと話し合う機会を作っていただければと思います。
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