虫嫌いな私が男の子の母になりました【体験談】
親になったら誰もが通らなければならない道。そう、それは虫!!子供たちはあの小さい不思議な生き物たちに夢中。まるで友達かのように私たちに紹介してきます。これは男女問いませんよね?(我が家は男子しかいませんが)。でも私は虫を全く触れません…。さぁどうやって切り抜けよう?!
子供たちの小さい友達、昆虫!
大人として生活している限り、昆虫と触れ合うことはそれほど多くありません。多くの場合、それは夜襲ってくる蚊との闘いであったり、台所に急に現れる恐ろしい黒い虫との闘いであったり。でも親になり、子供たちが外の世界を探検し始めると、「こんなに世界は虫であふれてたんかい!」とツッコミたくなるほど、小さいお友達(時には大きなお友達)を連れてきます。
アリとダンゴムシ…常連さん
子供たちがよく連れてくる友達の代表といえば、やはりこの2人でしょう。アリとダンゴムシ。公園にいけば、たいてい出会うことができます。「ママみてー」とよく連れてきてくれますよね。ただし子供たちが大きくなってくると注意が必要です!3歳を過ぎてくると「水槽に土を入れてアリをたくさん飼う→連れて帰っていい?」という展開や、「園でダンゴムシをたっくさん捕まえて、とりあえずポケットにいれてくる」という危険行為が発生します。洗濯をしようと思ってパンツのポケットを見ると「ギャーーーーー!!」なんて経験をした方も多いのでは?(我が家だけでないことを祈る)
チョウチョ・バッタ・テントウムシ・トンボ…比較的仲良くなれそうなお友達
次によく出会うのがチョウチョ・バッタ・テントウムシやトンボたち。美しいものやさわやかな色や形のものが多く、比較的仲良くなりやすい。そして、子供たちも捕まえにくいので、そうそう「見てー!」と連れて帰ってきたりはしません。特におすすめなのは、チョウチョのサナギを見つけて飼うこと!我が家では柑橘系の木についていたサナギを枝ごと持ってかえってきて虫かごにいれ、ふ化させたことがあります。朝起きると美しいアゲハの姿になっていて、子供たちと一緒に生命の神秘に感動しました。
カブトムシ・クワガタ・セミ・・・王道だけど、私はムリーー!!
一番私がつらかったのはこの方々。昆虫の中でも、特に私は甲虫の質感が苦手で見るだけで「ぞわわわわ」となってしまいます。でも、カブトムシ・クワガタ・セミは子供たちのひと夏のヒーローですよね。はい。もちろん飼ったことあります。また、夏になると我が家の子供たちはセミを十匹以上捕まえて、全員一つの虫かごに入れて持って帰ってきました。見るだけで卒倒しそうでした・・・。
ミミズやイモムシ…もう帰っていいですか?
もう逃げ帰りたくなるのは私だけでしょうか。我が家の子供たちも、さすがにこのメンバーを手で持ってくることはありませんでした(ショベルや割りばしでつかんでというのはありました)。ムニュムニュノロノロ系。スピードが遅いため、比較的捕まえやすいのが特徴です。大切な地球のお友達なのは理解しているんだけど・・・見るだけでいいです。触れません!とついついいいたくなります。
虫嫌いでもここだけばがんばるポイント!
①とりあえず受け止める、ほめる、感謝する
公園や野山に遊びに行き、「ママみてー」と子供たちはいろいろなお友達を連れてきてくれます。彼らにとっては大切な新発見&お友達。大好きなママに見せたい、認めてもらいたいと思って見せに来てくれるのです。ですので、拒否反応はできるだけ外に出さず「捕まえたの?すごいね!ありがとう!!」「ダンゴムシっていうんだよ」とその行動を認めてあげましょう。
②好奇心を示して、一緒に調べてみよう
子供たちは自然との触れ合いや体験を通して学んでいきます。絵本に出てきた虫が、自分の目の前にいる。それだけでも大発見なのです。ぜひその大発見に好奇心を示して、「テントウムシはどんな種類がいるのかな?」「このチョウチョの名前はなにかな?」と一緒に探求・学んでいってみましょう。図鑑を見るのもイヤだ…と最初は思うかもしれませんが、そこはぐっとガマン。そのうち慣れてくるもんです!子供たちから「トンボの目はね、人間の目と違うんだって!」と、大人の私たちが知らない知識を教えてもらえるようになりますよ。
③一緒に体験してみよう
子供たちの大発見を一緒に体験、共有してみましょう。もちろん触ったり、持ったりするのは難しいかもしれません。しかし、先ほど書いたように、アゲハの幼虫を虫かごの中で孵化させてみる、カブトムシを幼虫から飼ってみる、ということは、子供たちに生命のスバラシさ、神秘を体験を通じて伝えることができる大切な機会です。もちろん大人である私たちも感動することができるでしょう。ぜひ子供たちと一緒に体験してみてください。
④(でもやっぱり)お世話はお任せ!!
お世話は子供たちとパパに任せましょう!いいんです。全部自分がやることはない。任せるということで、命あるお友達を世話する責任感、行動力を学ぶ機会を子供たちとパパに提供できます。できないからこそ、そんなチャンスをあげることができるんです!ぜひ子供たちとパパのプロジェクトとして取り組んでもらいましょう。
いかがでしたか?子供たちは昆虫をはじめ、自然と触れ合うことで多くのことを学びます。生命のもつ力、美しさ、神秘、はかなさ。また命を預かることの責任感や死んだときの喪失感。そんな機会を与えてくれる小さな地球のお友達に感謝ですね!親になったら決して避けては通れない、虫とのおつきあい。がんばっていきましょう!!(それでもやっぱり触れない…)