知っておこう!今時の家庭訪問のマナー【保存版】
新学期が始まり、4月や5月に家庭訪問が行われる学校も多いかと思います。初めての時は、家庭訪問ってどういう風に先生を迎えたらいいのかしら?と悩むこと、ありますよね。一般的な家庭訪問のマナーをご紹介します。
■家庭訪問ってなんであるのでしょう?
なぜわざわざ先生は家まで訪ねてくるのでしょうか?ドラえもんなどの中では、先生は和室に座って、普段ののび太君の様子をお母さんと話している姿が描かれていますが、現在そのような形の家庭訪問はまれといえます。
最近の家庭訪問の目的は①家の場所の確認②通学路の確認が主な目的で、細かく家庭環境などをチェックすることはほとんどありません。先生1人で多くの家を回るため、時間も限られています。また新学期が始まって1か月程度のことなので、子供一人ひとりについて先生が知っている情報も少ないですし、それほど長く話すことはないと言えるでしょう。『玄関』で家庭訪問が終わることがほとんどです。
最近の家庭訪問は、家の場所の確認、通学路の確認が主な目的で、玄関先で済ませる家庭訪問も少なくないようです。あえて「家庭」訪問ではなく「玄関訪問」と名付ける学校もあるそうですよ。
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先生から「玄関でお話をさせていただきます」と言っていただけると良いのですが、先生が訪れた時にはこちら側から「お上がり下さい」「どうぞ中へお入り下さい」と言うようにします。その場合ほとんどの先生は「玄関でお話をさせていただきます」となる場合が多くなります。
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■玄関先で先生を迎えるときのマナー
●目線の高さ
一般的なマナーとして、お客様である先生より高い目線で話すことのはNGです。「どうぞこちらにおかけください」と、おすすめしましょう。先生が座られた場合は、一緒に玄関先に座ることをおすすめします。正座が可能であれば、正座しましょう。また座る位置にも日本では上下関係が現れます。そこまでこだわることはありませんが、念のため頭の片隅に置いておくとよいかもしれません。
日本では昔から「左上右下(さじょううげ)」と言う伝統的な礼法があります。 左側が上位・高位の人・目上の人、上手、上座 右側が下位、目下の人、下手、下座 この位置は当事者から見て左側、正面から見ると右側の位置になります。玄関で座る場合先生から見る場合の左側、正面から見ると右側になる位置に座ってもらうようにします。
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ただ、最近のマンションの中には玄関に段差がなく、座る場所がない場合も多いと思います。そうした際は特に座ることにこだわえることなく、立ったまま話すのでもかまいません。臨機応変に考えて大丈夫です。
●座布団を用意
もし玄関に座る余裕がある場合、先生に座っていただきやすくするために、可能であれば座布団や座れるクッションなどを用意しておきましょう。玄関に用意しておけば、おすすめしたときに自然と先生も座りやすくなります。
●基本的にお茶・お菓子の準備は必要なし
1日に何軒もの家を訪問する先生。そのたびにお茶やお菓子をいただいていては大変です。基本的にはお茶やお菓子は用意しなくても大丈夫でしょう。ただ、とても暑い日であったり、先生の様子をみて喉が渇いていそうだったら、オススメしてもよいかもしれません、
幼稚園・小学校・中学校等の家庭訪問の通知文の中には、「お茶等の接待は不要です」と明記している事から、お茶やお茶菓子は基本的に不要になります。
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■念のための準備を
ほとんどの場合、玄関で行われることが多い家庭訪問ですが、もしかすると「トイレを貸してください」と先生に言われたり、「私の部屋を見て!」と子供が言い出すかもしれません。そんな万が一に備えて、入られても困らない程度に家は片付けておきましょう。万が一!ということがあります。
また普段の生活で困っていること、相談したい事、質問などがある場合も、準備しておいきましょう。先生と2人で話す大事な機会です。初めての家庭訪問、緊張することもあるかと思いますが、リラックスして、先生と話す機会を大切にしてください。
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