『二十四節季』知っていますか?太陽・自然と寄り添うカレンダー
『二十四節季』とは?
二十四節気は馴染みが無いようにみえて、私たちの日常生活と意外に密接な関係にあります。例えば立春の時には「暦の上では春ですが、まだ風も冷たく」などの時候の挨拶を述べたりすることに始まり、暑い盛りの挨拶「暑中見舞」を立秋以後は暑さの残る季節の挨拶「残暑見舞」に変えることなどが挙げられます。私たちは無意識に日常生活のあらゆる場面において、二十四節気と接しています。
出典:iroha-japan.net
春分、秋分、夏至、冬至は昼の長さ、夜の長さに関連する定義であることはご存知かと思います。この二十四節気は太陽の動きに応じて決められており、毎年日付が固定されているものではありません。暦の上でも「うるう年」や「うるう秒」があって調整していますよね。
出典:nj-clucker.com
2016年2月1日に国立天文台から2017年(平成29年)の暦要項が発表されました。 土曜日と祝日が重なる日が4日もありますので、週末休みの方は残念ながら例年より年間の休みの日が少なくなります。 日食・月食情報 2017年には日食が2回、月食が1回あります。 2月26日から27日にかけて金環日食。日
二十四節季:どんな日かな?
立春:『春』が始まる日(2/4頃)
春が来たのにこの時期は寒いですよね。それは「春」の定義が「これ以上寒くならない」状態になったら、春がきたとされているからです。つまり、立春は一年で最も寒い時期なのです。この日を境に、段々と気温が上がっていくようになると言うことですね。
出典:nj-clucker.com
春分と秋分:昼と夜の長さがちょうど半分!
夏至:一年で一番昼の時間が長い一日(6/20頃)
日照時間の短い北欧では、昼間の最も長い夏至は、とても大切な日です。フィンランドをはじめ、さまざまな国で夏至祭が催されます。スウェーデンでは、国中が週末お休みになるんだそうですよ。
出典:koyomigyouji.com
冬至:一年で一番夜の時間が長い一日(12/20頃)
冬至といえば柚子(ゆず)湯。この日に柚子湯に入ると風邪を引かないと言われていますね。「融通がきくように」との説がありますが、単なる語呂合わせ? 柚子には体を温める効果があります。柑橘系の香りでゆったり、リラックスしたいですね。
出典:koyomigyouji.com
日本だけでなく世界でも重要な季節の節目ということでお祝いをしています。中国では餃子や湯圓(餡の入った団子をゆでたもの)を食べる習慣があったり、欧米では太陽の復活ということで昔から冬至をお祝いしています。クリスマスの起源も冬至祭であったと言いますしね。太陽の力が一番弱まる日であり、この日を境に再び太陽の力が甦ってくる、という世界でも重要な一日なのです。
出典:bluebook.club
おまけ:啓蟄(けいちつ)聞いたことないぞ?!(3/6頃)
菰(こも)巻き:マツカレハなどの害虫から守るために、松の幹に藁(わら)でできた菰(こも)を巻きつけること。春になって、菰をはずすことを「菰はずし」と呼ばれています。
出典:koyomigyouji.com