【子どもがいる家庭向け】台風に備えて何をするべき?油断は禁物!必需品は要チェック!
近年、自然災害は増加している印象がありますね。
特にこれからは台風シーズンとなり、日本全国どこに住んでいても被災する可能性があります。
子育て家庭では、どのような備えをしておくべきでしょうか?
明日は我が身!子育て家庭の台風への備え
例年、8月から9月にかけては最も台風が接近・上陸しやすい時期です。台風は近づいた時だけが危険なのではなく、通過前後に広い範囲で悪天候になることも多いので、住んでいる地域が進路予想上にないからと油断してはなりません!
最近は水害や土砂災害の様子をニュースで見ることが多く、改めて自然災害の恐ろしさを目の当たりにしたという方も多いのではないでしょうか。でも、もしニュース映像で映っているようなことが自分の住む地域にも襲いかかったら…
もしもの時に備えて、子育て家庭で行うべき対策をまとめました!
子育て家庭の台風対策①ハザードマップの確認
まずは、住んでいる場所でどのような災害が起きる可能性があるのか、もし起きたらどこに避難すべきかを知っておく必要があります。そのために役立つのが、自治体が発行しているハザードマップです。
ハザードマップでは、浸水や洪水、土砂災害が起きる危険がある場所を確認できます。また、避難が必要な場合に向かう避難場所や建物、避難経路も記載されているので、お休みの日に散歩がてら確認してみるのがおすすめです!
その際、必ず確認しておきたいのが用水路の有無。特に、部分的にでもフタや柵がないタイプは、増水時に道路との境目がわからなくなり大変危険です!!もし避難所への道でそのような道路がある場合、多少遠くなっても別ルートで避難するようにしましょう。
ハザードマップは、多くの自治体でWebからも確認できます。「自治体名+ハザードマップ」で検索すると出てくるので、家にマップが保管してある場合でも念の為ファイルを保存しておくと安心です。
子育て家庭の台風対策②備蓄・避難グッズを揃える
買っておかなきゃ…と思いつつ、つい後回しになりがちな災害対策の備蓄や避難グッズ。防災ラジオや水、保存食品など一般的なものに加えて、子育て家庭では子ども用のグッズも必要になります。
子どもがいる家庭で、マストな備蓄・避難グッズは以下の通りです。
□液体ミルク(乳児の場合)
□使い捨て哺乳瓶
□レトルト離乳食、子ども用レトルト食品、おやつ
□オムツ
□携帯トイレ
□おしりふきやウェットティッシュ
□除菌ウェットティッシュ
□歯ブラシなど洗面用具(歯磨きには液体歯磨きが便利)
□着替え、タオル
□ヘッドライト(両手が空くので懐中電灯よりおすすめ)
□持ち運びできる子どものおもちゃや絵本
オムツやおしりふきのような消耗品は、悪天候が予想される時は数に余裕を持たせておきましょう。また、避難が必要なくても停電や断水が起こる可能性も!生活が不自由になる場合がある点も想定しておく必要があります。
子育て家庭の台風対策③避難するべきタイミングを知っておく
台風の場合、雨だけでなく風も急激に強まるので、接近してからの避難が難しい場合もあります。自己判断せず、悪天候が予想される時は自治体から発表される防災情報にしっかり注意しましょう。
今年(令和3年)5月から運用されている新しい避難情報は、以下のようにレベル分けされています。
このうち、乳幼児のいる子育て家庭が避難するべきタイミングはレベル3・高齢者等避難の段階!
子育て中のママなら、大人だけなら5分もかからない道のりが子連れだと30分以上かかった、なんて経験一度はあるのではないでしょうか。避難するなら、とにかく早めの行動が大事です!
もしお住まいの地域に気象警報が発令されたら、気象庁のキキクル(危険度分布)で詳細情報を確認して次にとるべき行動を検討しましょう。
土砂災害、浸水害、洪水災害からあなたやご家族の命を守るための情報「キキクル(危険度分布)」のページです。大雨警報、洪水警報、土砂災害警戒情報等が発表されたときに、実際にどこで危険度が高まっているかを地図上で一目で確認することができます。
備えあれば憂いなし!?準備は万全にしておこう
台風災害は、日本中どこでも発生する可能性があります。今まで大丈夫だったし…という経験則が通用しなくなってきているので、本当に油断はできません。
台風対策だけでなく、改めて災害に備えて備蓄したり避難グッズの準備をしたり、平時のうちに備えておきましょう!
海外ではスタンダードな育児アイテムである使い捨て哺乳瓶。日本でも今春の液体ミルク発売とともに、じわじわとその便利さが口コミで広まっています。旅行やレジャーの際だけではなく、災害時も安心。赤ちゃんの防災備蓄には、液体ミルクと一緒に使い捨て哺乳瓶を忘れずに!
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