【仕事と育児】また「休みます」って言わなきゃ…。避けられないこどもの急病
グラフィックデザイナー兼イラストレーター。
2014年生まれの息子「ことげ」
2016年生まれの娘「まるみ」。
めくるめく毎日、忘れたくない思い出を漫画にしたためてます。
【仕事と育児】また「休みます」って言わなきゃ…。避けられないこどもの急病|さやけん
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こどもは風邪をひくもの。
ましてや幼児期から保育園に入所すると
初めの頃は様々なウイルスや細菌を持ち帰り
こどもを産むまでは親しみのなかった色々な病気にかかります。
アデノウイルス。ヒトメタニューモウイルス。
溶連菌。ヘルパンギーナ。りんご病。
RSウイルス。ノロウイルス。とびひ。
そしてインフルエンザ。
上記のようなウイルスや細菌に感染すると
他の園児を守り、園内の感染拡大を防ぐため
医師が完治証明書を書いてくださるまで登園禁止の処置を取る保育園が殆どです。
インフルエンザやノロウイルスに感染すると
こどもたちが小さければ小さいほど家庭内感染を防ぐのはとても大変で
一家全員全滅。ということも少なくありません。
それでも息子の場合は、しばらくすると随分と体力がつき
風邪をひくことはあっても熱を出すことは少なくなり
保育園を休むことも段々と減っていきました。
ところが娘は生まれつき気管支が弱く
これらの感染症にかかると高い確率で気管支肺炎を発症し
40度を超える高熱も頻繁に出したりと
生後二ヶ月の頃から何度も入退院を繰り返しました。
症状から、病児保育を利用するのも難しく
我が家の場合、夫は仕事柄なかなか休むのは現実的ではない為
毎度私が会社に事情を話し、お休みをもらっていたのですが
ひどい時ではひと月で3日しか出勤できない日もありました。
月に3日しか出勤しない社員…。
客観的に考えても、使い物にはなりませんしアテにもならない。
何か仕事を頼んでも、明日出勤してくれるかはわからない。
こどもたちは変わるがわる何度も熱を出しました。
熱が下がって丸一日が経過し、もう大丈夫だろうと
「明日には出勤できます」と連絡を入れたその1時間後に
また熱を出したこともありました。
「やっぱり行けなくなりました」なんて。
言えない。言わなきゃいけないのは分かっているけれど。言いたくない。
また熱を出させてしまった。薬は飲み切ったのに。
なぜ悪化したのだろうか。何が悪かったのだろう。と
何度も自分自身を責めました。
そして周りから責められることも避けられませんでした。
時には
「そんな状態でまだ働く気なのか」
「こどもが大切じゃないのか」
なんて心ない言葉も投げかけられました。
当然優しい言葉をかけてくれる人もたくさんいました。
休んでいる間に助けてくれる人もたくさんいました。
しかしそんな人たちにも迷惑をかけてしまうことが耐えられず
私は会社を退職する決心をしました。
ところが退職を決めてから
むすめが体調を崩すことはほとんどなくなりました。
たまたま「その時がきた」からなのか
私の心が軽くなったことが関係しているのかはわかりません。
殆ど休むことはなくなり、その月の皆勤賞をもらって帰ってくることも珍しくなくなりました。
「こどもは3歳まで何度も熱を出すものだから。」
娘の場合は3歳を過ぎても高熱や入院を繰り返しましたが
4歳になった頃から一気に体力がついたのか
殆ど風邪をひかなくなり、入院をすることもなくなりました。
もう少し私が我慢をすれば、休まずに出勤できる日が訪れたのかもしれません。
もしかしたら
会社を退職しフリーランスへと転身したことで余裕ができ
それがこどもたちの健康につながったのかもしれません。
けれどそれは誰にもわかりません。
どうしても避けられないこと。
体の強さは人それぞれあれど、きっとみんな乗り越えてきたこと。
きっと私たちも、皆小さい頃は風邪をひいて寝込んで
そうして大きくなってきたのでしょう。
もしも、同じようにこどもの病気と仕事の間で板挟みになっている人を見つけたら
「私もそうだったから」「お互い様だから」と
悩みや罪悪感を少しでも軽くしてあげられるような人間になりたい。
心底そう思います。
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