噛んだファスナーは無理に引っ張らないで!
ファスナー、本当によく噛みます。個人的に噛む率が高いのは、子どもが自分で着るダウンコートです…
「自分で着る!」からのファスナー噛んで「キィー!!できないー!!(怒)」のコンボはコートの表地が破れそうでヒヤヒヤします。
布地を噛んでしまったファスナーは、無理やり引っ張ると生地が破れたり、ファスナーの歯が折れたりと破損させてしまうので要注意!
ノーダメージでファスナーを元通りにするには、どうしたらよいでしょうか。
噛んだファスナーを直す方法5選
噛んだファスナーの対処方法を、手軽にできるものから順番にご紹介します!
噛み具合が比較的浅い場合は、噛んでしまった布地のまわりを優しく引っ張ってみましょう。ピンと生地を伸ばすように引っ張り、ファスナーを戻す方向に優しく動かすを繰り返すと、スルッと取れる場合があります。
数回挑戦してビクともしない場合は、やり続けすぎると生地が破れてしまうので、いさぎよく諦めて次のステップに移ります。
開け閉めするのに動かす部分であるスライダーと、かみ合わせ部分に布がガッチリ挟まれて噛んだ状態が発生しているので、物理的にすき間を作ってしまおうというのがこの方法です。
スライダーを持ち上げるように、平べったい金属製のものを差し込んで布を優しく引っ張り出してください。この時使う道具は、マイナスドライバーやピンセット、ヘアピン、フォークなど、身近にあるもので布を傷つけないものがおすすめです。
あまり奥まで差し込みすぎると、スライダーが変形して使えなくなってしまうので、力加減はほどほどに!
ファスナーが金属製の場合に使える方法です!金属は温まると柔らかくなるので、噛んでしまった部分が緩まる可能性があります。
ただし、注意点が二つあります。
・金属が熱くなるので火傷注意!
・ナイロンやシルクなど、熱に弱い布を噛んだ場合は×
特に布に関しては、必ず事前に品質表示を確認しましょう。熱に強いかどうかは、アイロンの表示が参考になりますよ!
生地に汚れや油シミが付いても洗濯で落とせる場合は、ファスナーに潤滑剤になるものを塗り込む方法もあります。この方法に使えるものは、鉛筆(黒)、クレヨン、オイル、リップクリーム、ワセリン、固形石鹸、ろうそくなどです。子育て家庭なら、どれか1つはありそうですね!
噛んでしまったあたりの歯やスライダーに、入念に塗り込んでください。粘度の低いオイルなどは、綿棒にしみ込ませると使いやすいですよ。ファスナーの滑りがよくなって動かしやすくなると、噛んだ布が離れやすくなります。
先が細いラジオペンチを持っていて、手先の器用さに自信がある人は試してみていいかも⁉最後に紹介するのは、ラジオペンチの先をスライダーの下にねじ込み、噛んでいる部分をこじ開ける方法です。
布がとれたら元に戻さなければなりませんが、正しく直さないとファスナーが閉まらなくなるので、そういった意味ではかなり難易度が高めです。
焦りは禁物!噛んだファスナーは落ち着いて対処しよう
ファスナーが噛んでしまうと、急いでいる時や子どもが不機嫌爆発してしまった時などは特に焦ってしまいますよね。だからと言って無理に引っ張ると、破損して元に戻らなくなってしまいます!
そんな時のために、ファスナーが噛んでしまった時の対処方法をいくつか覚えておくと、冷静に解決できますよ。まずは布を引っ張ってみて、それで解決できなければ次…という風に、すぐにできることから試してみてくださいね!
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