延長保証業界の家電スペシャリストが伝授!今日からできる”2020年 家電の徹底お掃除術”でスッキリ新年迎えよう
今がチャンス!?ステイホームが続いた今年こそ、家電製品も徹底的に大掃除!
年末も近づき、今年も大掃除の時期がやってきました。
キッチンやお風呂場など、家中を念入りに大掃除しますが、忘れがちなのが家電製品のお掃除。
今年は例年に比べ、ステイホームの影響で家電を使う機会が多くなったご家庭もいらっしゃるのではないでしょうか。
家電製品の掃除を怠ると、余計な電気代や故障の原因になることも。
そこで今年は家電製品も、大掃除してみてはいかがでしょうか。
今回は、延長保証サービスを提供するテックマークジャパン株式会社の家電スペシャリスト(総合家電エンジニア)が、家電の種類別に徹底お掃除術を伝授します!
【エアコン編】
こまめなフィルター掃除に加えて室外機周りもお掃除を!
フィルターを自動で掃除する機能が搭載されているエアコンをお使いの場合、ほとんど掃除をしていない方も多いのではないかと思います。
特にエアコンの使用頻度が増える夏と冬の時期は、2週間に一度を目安としてフィルターの掃除を念入りに行うことが重要です。
消費電力の削減にも貢献できます。
フィルター自動掃除機能が搭載されたエアコンであっても、フル稼働する時期であれば2週間に1度を目安に掃除機でホコリを吸い取ったり、水洗い可能なタイプで
あれば水洗いをするなど、取扱説明書を熟読して正しくお手入れしましょう。
また、室内の空気に含まれる熱を奪った冷媒ガスは配管を通じて室外機に運ばれ外気を大量に吸い込みながら熱交換器で冷却されます。
室外機は周りから大量の外気を必要としますので、風通しの良い場所に設置されていますが、その周辺に自転車や花壇などの遮蔽物を置いてしまうと、正しく外気を吸い込むことができなくなり、余計な電力を必要としてしまうため、室外機の周辺の整理整頓やお掃除もこのタイミングでやっても良いかもしれません。
【冷蔵庫編】
汚れたらすぐに拭き取ることが鉄則!
外装や内装に限らず、汚れたらすぐに拭き取ることが鉄則です。
特に、冷蔵庫内の汚れは冷気によって固まってしまうと厄介です。
食用の油汚れは合成樹脂部品(プラスチック部品)のヒビ割れを誘発し、オレンジやレモンなどの柑橘類の汚れは変色を誘発します。
柔らかい布に水道水を含ませて、しっかり絞ってから拭き取ってあげましょう。
水分が多すぎると汚れが一緒に残ってしまい錆などの原因となりますので、充分注意してください。
汚れが落ちにくい場合は中性の台所用洗剤を希釈して使います。
仕上げに水拭きすることもお忘れなく。
給水タンクは週1回、トレイや棚などの外せるものは3ヶ月に1回を目安としてお手入れすると良いでしょう。
また、年末の大掃除は冷蔵庫背面部のお手入れをしてあげましょう。
コンセントや冷蔵庫の背面部は空気が対流してホコリも溜まりやすく、床や壁などが黒くなっていることも多いと思います。
年末大掃除のタイミングで行いましょう。
【電子レンジ編】
電子レンジの庫内のお掃除は「自動洗浄機能」がカギ!
ガスと電気を問わず、電子レンジの庫内は汚れをしっかり清掃しておきましょう。
食材のカスなどが付着していると電波が乱れて余分な電力を使う原因となります。
また、食材カスは炭化して最終的に破裂するか発火するなど故障の原因になりますので充分注意してください。
柔らかい布で水拭きするか、汚れが落ちにくい場合は中性の台所用洗剤を希釈して使いましょう。
付属しているグリル皿は使用の度に中性の台所用洗剤で洗うことが大事です。
食材や調味料が付着しているとコーティング剤を傷つける原因となります。
コーティング剤を傷つけないためにも研磨剤を含んだ洗剤や金属たわしなどは使わないでください。
流行りのスチームレンジには、庫内を蒸気で洗浄してくれる「自動洗浄機能」が備わっている機種が多いと思います。
取扱説明書を熟読して正しく活用してみましょう。
メーカーによっては、お手入れの時期が近づくとお知らせしてくれる機能がついた製品もあります。
【加湿器編】
加湿器のお掃除ポイントはフィルターやトレイ、給水タンク!
加湿器の汚れは水質によって大きく左右されますので、こまめにお手入れすることが大事です。
加湿フィルターやトレイ、給水タンクなどに付着する水アカや、エアフィルターに付着するホコリを放置していると、本体内部の異常高温や、加湿性能の低下、異臭やカビなどの原因となります。
水アカが取りにくい場合は、酸性のものでお掃除をするという方法もありますが、フィルターやトレイ、給水タンクなど本体内部に位置する部品群への使用はNGです。
酸性のものでお掃除した後、しっかり水拭きすれば大丈夫とお考えになられるかもしれませんが、狭いところに浸入してしまい取り切れなくなり、結果的に各部を損傷させる原因となりますので充分ご注意ください。
水道水による水洗いが基本です。
そして、給水タンクに水を入れる時は毎回タンク内をすすぎ、加湿器の内部に溜まっている残水や結露水も排水して拭き取りを行うようにしましょう。
加湿フィルターやエアフィルターは、使用頻度や環境によって異なりますが、1週間に1度を目安に取扱説明書に従ってお掃除すれば間違いないでしょう。
【洗濯機編】
洗濯脱水層のお掃除は取扱説明書を熟読すべし!
洗濯の際に衣類から出る糸くずやゴミなどを受け止めるフィルターや、乾燥の際に衣類から出るリントなどを受け止めるフィルターは、洗濯・乾燥の度にお手入れすることが大事です。
脱着方法はむずかしくないと思いますが、機種によって糸くずやゴミに触れることなく捨てることができるフィルターもありますので、取扱説明書を確認してみましょう。
水道の蛇口から接続される給水ホースにもフィルターが備わっています。
水の出が悪いなどの不具合が生じる場合、原因として考えられます。
また、洗濯脱水層の黒カビや異臭を予防するためのお手入れも、必ず取扱説明書に従って正しい手順で行いましょう。
自己流のお手入れは予期せぬ故障の原因ともなります。
こんな部分まで掃除ができるなんて知らなかった等、新たな発見があるかも知れません。
取扱説明書の熟読をお薦めします。
【掃除機編】
フィルターやノズルをこまめにお掃除して、吸引力を維持!
紙パック式掃除機で吸い込んだゴミが紙パックに満タン状態であったり、サイクロン式掃除機で吸い込んだゴミがダストボックスに満タン状態であったりすると、吸引力が低下するだけでなく、最終的にはゴミやホコリがモーターに侵入して故障の原因となります。
こまめにお手入れしてあげましょう。
さらには、紙パックやダストボックスにゴミが溜まりっぱなしのまま放置すると雑菌も繁殖しやすくなります。
吸い込んだゴミは定期的に捨てて、掃除機本来の性能を充分に発揮できる状態を保ちましょう。
モーターが過負荷になることで、大電流による焼損の可能性も否めませんし、無駄に電力を消費してしまいます。
大掃除に大活躍する掃除機は、こまめにフィルターやノズルをお掃除して、吸引力低下を防ぎましょう。
今回教えてくれたのは・・・
総合家電エンジニア資格取得者 本多 宏行(ほんだ ひろゆき)
1972年生まれ 神奈川県出身 業務部 クレームチーム チーフ
出典:
大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年にテックマークへ入社。
自動車の修理精査から始め、2000年頃から家電、PCの修理精査業務を開始。
ガス製品(ガス給湯器・ガスコンロ等)や住宅設備(電気温水器、換気扇、浴室乾燥機、温水洗浄便座等)に係る精査業務を行うなど、保証制度の進化と共に
様々な製品の知識を取得していき、クレームチームを牽引してきた。
幅広い家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」を取得し、現在、延長保証を利用した修理の精査業務で活躍中。
修理精査業務とは?:
延長保証を利用した修理において保証対象であるか精査する業務。
例えば、修理が予防修理ではないか?妥当な金額で請求されているか?故障部品が保証対象か?保証対象ではない費用(運搬代・消耗品代等)が加算されていないか?などをジャッジするため各対象製品の専門知識を要する。
約20年に渡り、様々な製品の修理を見てきた修理精査のプロ。
テックマークジャパンは日本における延長保証事業の先駆者
日本において1994年にテックマーク・サービセズ・リミテッド日本支店として創業を開始し、現在はテックマークジャパンとして26年間の延長保証事業の実績があります。
“延長保証”とは、「平均的な製品寿命を迎えるまでの期間中は、安全な状態で安心して製品を使い続けたい」という消費者のニーズに応え、メーカー保証期間終了後に一定期間発生した自然故障・不具合の修理を無償で行うサービスです。
テックマークジャパンが提供する延長保証サービスは、クライアント企業さまのニーズに応じて設計・開発し運営され、延長保証を付帯する対象製品も家電、住宅設備、自動車、AIスピーカーなど多岐に渡ります。
2019年末までに、延長保証の契約件数累計は約1億4981万件、修理精査件数累計は約988万件の実績を積み重ねてまいりました。
今後ともこれまでのノウハウと実績を活用し、日本における“延長保証”事業のリーダーを目指し、延長保証サービスを提供してまいります。
HPでも電化製品や自動車などの豆知識や節約術を紹介しています
(コンテンツ一例)
「食器洗い乾燥機で食器はキレイになるの?」
「PCや家電などを停電から守る方法」
「マフラーから水が出るのは普通?」など
テックマークジャパンは延長修理保証(ワランティ)のパイオニアです。メーカー保証終了後に発生した自然故障・不具合の修理を、一定期間無償で行うサービスを提供します。