自転車の「補助輪なし」はいつから?補助輪を外すための練習法や効果的な声かけ・気をつけておきたいことまとめ
子育ての中で大変だと感じるいくつかの壁……その中のひとつが「自転車練習」なのではないでしょうか!? 楽な子は楽だけど、大変な子はめちゃくちゃ大変! 個人差が大きいけれど、乗り越えなければいけない壁……! うわぁぁぁ!
今回はなるべく早く自転車に乗れるようになるための、いくつかのコツをご紹介します。
子ども用自転車の登竜門「補助輪外し」!
現在、いろんなタイプが販売されている「子ども用2輪」。昔から定番の「補助輪付き自転車」をはじめ、キックバイクや自転車に変身するバイク……などなど、小さな子でも楽しく楽しめる2輪が増えてきています。
しかし、最終的に“移動手段”として使うようになるのはやっぱり「自転車」。それなら自転車の練習が必要だし、そうなるとやっぱり「補助輪付き自転車」からの練習が必要ですよね~!
■実は「補助輪なし」への移行が低年齢化している!
30代・40代のママやパパ自身は、コマなし(補助輪なし)自転車の練習を始めたのは小学校入学頃……という方が多め。なのでその少し前あたりで子どもに補助輪付き自転車を……と考えているかもしれませんが、実はタイミング遅めかも?
なんと最近のキッズ、5歳前あたりから「補助輪なし」自転車に乗れるようになる子が多いそうですよ~!
とはいえ、自転車に乗れるようになる年齢は
・生活スタイル
・その子の性格
・親の考え方
・周囲の環境
など、いろんな要素が絡んでくるもの。
特に必要不可欠でなければ、急がず焦らず「子どもがチャレンジしたくなったタイミング」で補助輪外しにチャレンジするのがいいかもしれませんね!
自転車の補助輪なし、「練習のコツや上手な声かけ」とは
自転車の「補助輪なし」にこれからチャレンジする子どもは、大きな壁を乗り越えようとしています。新しいスキルを身に着けるのは、理屈をしっかりと考えられる大人でも大変なこと。なので「なんで練習しないの」「努力が足りない」なんて言っちゃうのはNGですよ~!
親は子どもの求めに応じて、自転車の後ろを持ったりハンドル操作を手伝ったりと「安心して練習するため」のサポートを。最大のポイントは「乗りたい・楽しい」の気持ちを尊重して、子どものペースで練習することです。子どもが途中で練習を渋り始めたら、一旦お休みしてみるのも大切ですよ~。
【練習のコツ①】足が地面にしっかり付く大きさの自転車を選ぶ
補助輪なしへの練習をする際、あたりまえのようで実はとっても大事なのが「足が地面にぺったり付くこと」。
“少し早めの時期に自転車を買うときあるある”ですが、購入時は「補助輪が付いていればコケないし、少しくらい足が届かなくても大丈夫でしょ」と買ったものの、いざ補助輪を外そうとしたときは「まだ大きかったかな~」となりつつ、大きな自転車で練習しがちです。
補助輪なしだとただでさえ不安定な自転車。コケると危ないし痛いしで、子どもの恐怖心が倍増し「もう乗りたくない!」ってなっちゃうことも。なのでバランスを崩してもコケにくいよう、補助輪外しはちょうど良いサイズの自転車で練習しましょう。
【練習のコツ②】ペダルを使わず進んでみる
まず大事なのは「自転車に慣れる」こと。ペダルに足をかけるとバランスを崩しやすいので、ペダルを使わずキックバイクのように「足で蹴って」乗り慣れる練習をしましょう。
慣れてきたら進んでいるときにペダルに足をかけて踏み込んでみても。そのとき、ペダルが“2時”の方向にあると踏み込みやすいので意識してみて。
ペダルを付けたまま足で蹴って進むと、脚をぶつける可能性もあるので注意が必要です。ペダルを外して「キックバイク状態」にして練習しても良いですが、結局はペダルを付けることになるので、面倒ならそのまま練習してもらうべし!(笑)
【練習のコツ③】小さなうちから「キックバイク」を導入する
これは練習以前の“下準備段階”となりますが、小さな頃からキックバイクでブイブイ(?)いわせていた子は、補助輪外しの練習時間が短い傾向にあるよう。上記の「コツ②」と同じ理由になりますが、2輪に乗ったときのバランスのとり方が身に付きやすいようです。
とはいえ個人差があるし、キックバイクにも自転車にも乗る頻度が少ない&あまり興味がない子はやっぱり時間が必要です。「せっかくキックバイクも買ったのに!」なんて、子どもを責めるように言っちゃうのはNG。
【上手な声かけ①】「前を見てね」をひたすら言う
これはなんでもそうですが、慣れていないとついつい手元(足元)を見てしまいます。でもそれによって姿勢が悪くなり、結局はなかなか上達しない場合も。子ども自身は必死で「前を見る」ことを忘れてしまいがちなので、ときどき「前を見てね」と声をかけましょう。
進む方向(前)を見ることで、バランスがとりやすくなりますよ。
【上手な声かけ②】「補助輪の音がしないように走ってみて」
これは補助輪をつけた状態で「補助輪ナシ」の状態を簡単に体験できる方法です。補助輪は左右どちらかが地面から浮くようになっているので、上手にバランスをとれば「補助輪を使わずに走っている状態」をつくることが可能。その状態はつまり、補助輪の「ガラガラガラ」という音がしない状態なんです。
まっすぐ走っているときにガラガラ音がほとんどしなくなれば、補助輪の外し時。とはいえ、補助輪を外した後はやはり感覚が変わるので練習は必要です。
教えるのは「乗り方」だけじゃない!先を見据えたサポートを
「補助輪ナシで自転車に乗れるようになる」ことは、満足感や達成感や自信がた~っぷり味わえる最高の出来事。ついつい友達に見せたくて猛スピードで走ったり、あえて自転車で遊びに行ったり……なんてこともあると思います。だからこそ「自転車で移動する=危険が増える」ということも、練習中にしっかりと教えておきましょう。
・前のめりでコケないために、ブレーキは必ず後輪から
・いざというときに頭を守るため、ヘルメットは必ずつける
・カバンや服のひもが車輪にひっかかって大事故につながるから、荷物は前カゴに、乗る前は必ず服装の確認
などなど、練習のたびに確認すれば身に付きやすくなるハズ。
補助輪なしの自転車に乗れるようになれば、いつかは車や人が多く通る場所へも出ることになります。だからこそ気をつけたいのは「親の目が届かなくなったとき」のこと。子どもはもちろん、大人も多い自転車事故。起こさない、巻き込まれないためにも、いろんな意味で「急がず・焦らず・自分のペースで」を守っていきたいですね!
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