子どもは読書でグーンと伸びる!?「読書習慣」をつけてもらうためのコツやポイントは?親の努力も重要です!
読書習慣のある子どもは学力が高い、なんてよく言われますよね。「読み聞かせ」や「読書」が重要だと言われるのにはちゃんと理由がありますが、子どもが自発的に本を読まない&毎日バタバタで本にまで気が回らない!というママたちも多いはず。
ムリのない範囲でできる、子どもから本に興味を持ってくれるためのポイントなどをご紹介します。
子どもの読書はメリットいっぱい!
「赤ちゃんの頃から読み聞かせを」といわれるほど、子どもと本を関わらせることは育児において大切だといわれています。その理由は、たくさんの本を読むことで想像力や感受性が刺激されたり読解力や豊富な知識を得られたりするから。
もちろん大人にとっても読書は非常に大切なもの。世界的に有名なビル・ゲイツ氏やマーク・ザッカーバーグ氏、イーロン・マスク氏も非常にたくさんの本を読んでいるんです。著名人たちの読書はジャンルにこだわらず「勉強したい・興味のある分野」から「小説・SF」までさまざまなようですが、読書が新しいアイデアの根本やキッカケになっていることは間違いなさそうです。
想像力がとても豊かな子どもだからこそ、しっかりとその脳を刺激してあげたいもの。だからこそ、小さな時からの「読み聞かせ・読書」は注目を集めているんですね。
イーロン・マスクは9歳の時に、ブリタニカ百科事典全巻を読破したそうだ。
読書習慣のつけかたって?
元々「本を読むのが好き!」という子なら何もしなくても読むでしょうが、多くの子どもはあまり本に興味を示さなかったりしますよね~。
とくに幼稚園・保育園時代や小学生時代にこそ歴史とか科学とか図鑑とか読んでほしいな~と思ったりしますが、興味がない子はそういう本と目も合わせようとしません……( ˘ω˘ )
まずは興味を持つ本から読んでもらいたいですが、まだ字が読めない子だと親がひたすら教えながら読んであげることになります。
子どもに読書習慣をつけてもらうためには、親の地道な努力が必要かもしれません!
年齢に応じた本をいくつか置いておく
一緒に図書館へ行ってたくさんの本を読むのも効果的ですが、やはり読みたいとき・手が空いた時にすぐ読めるよう、家にいくつか年齢に応じた本を置いておくのがベスト。
赤ちゃんの時に毎日読み聞かせができれば素晴らしいですし、子どもが「読んで~」と本を持ってきたときにすぐOKして読んであげれば、本に対する興味も満足感もUPします。
読み聞かせは雰囲気に合わせて読む
声を出して本を読むのって、小学校の宿題の“音読”以来くらいです。最初は「どう読めばいいの……」となりますが、やはり聞くほうも読むほうも、雰囲気に合わせたり強弱をつけたりするほうが楽しいものです。
焦ってるセリフは焦った感じで、怒ってるセリフは激怒して、泣いているときのセリフは涙を拭くリアクションをしながら鼻をすすりつつ涙声で……。「ママに本を読んでもらうと面白い」「この本の主人公はこのとき、こんな気持ちなのか」などなど、子どもに思ってもらえれば本との距離感も縮まるかもしれません。
親が本を読む姿を見せる
子どもには「本って面白いんだよ~」といいつつ、言った本人は全然読書してないって“あるある”ですよね……アーッ! 自分で言ってて心が痛い!!!(涙目)
毎日の家事・育児・仕事で自由時間のない追われるような日々ですが、ほんの10分でも毎日読書時間を作るのがオススメです。これこそまさに「読書習慣」ですね。
好きな本を読んでもいいし、子どもが好きそうな本を読んで興味を引いてみるも良し。(笑)
たまに子どもが興味を持ちそうな「へぇ~!」な情報を、子どもにクイズとして出題して遊んでみるのも良いかもしれません。「なんでそんなこと知ってるの?」「この本に書いてありました~」というやりとりで本に興味を持ってくれれば楽しいですよね!
ジャンルを限定しない
暮らしの情報を発信するサイト「at home VOX」がおこなった、全国20〜59歳の男女1,457名が回答した「マンガは読書かどうか」という調査によれば、
・マンガは読書のうちに入ると思いますか?
という問いに対し
・はい 44.5%
・いいえ 55.5%
という結果になったそう。
でも日本を代表する文化である「マンガ」には、勉強になることがギッシリ詰まっているものや非常に深い内容に考えさせられるものまで、たくさんの種類があります。「読書はマンガ以外で」と言いたいところですが、まずは読みやすい「マンガ」から読書習慣をつけるキッカケを作ってみても良いかもしれません。
でもやっぱり難しい!
「読書は大切」と分かってはいるけれど、なかなかそこまで気も体力も回らないのが育児中の現状。
最近の幼稚園や保育所、学校では読書にかなり力を入れているところも多いので、もし下調べが可能であればそんな園や学校を選ぶのも手です。
現在うちの次女(年中)が通っている幼稚園では、年齢に合った本を月に1冊利用するようで(〇〇ブック 何月号、とかです)それを月末頃に家に持ち帰り、また読み返したりしています。また、読み聞かせの方が来ていろんな本を読んでくれたり、たくさんの本が詰まった本棚も園内各所に設置されています。
長女(小2)が通う小学校では全学年共通して、本を読んでタイトルや日にちを記入するファイルを1人ずつ持っており、〇冊読むごとにファイルの表にシールを貼ってもらえるようです。最初はシール目的で本を読んでいた長女ですが、しばらくすると「この本ねぇ、こういう内容ですごく面白かったんだよ~」とどんな本か教えてくれるようになりました。
長女や次女が小さい時こそ「寝る前の読み聞かせ」をやっていたものの、最近はほとんどやらなくなってしまったのですが……園や学校で「読書」を大切にしてくれているので、非常にありがたいなぁと感じています。
無理強いは禁物!タイミングを待ちましょう
「本を読もうね」と言われても、本を読むのって集中力がいるし、大人も子どももなかなか重い腰があがらないんですよね。だからこそ無理強いは禁物です。押し付けてしまうと余計に読もうとしなくなったりも。小さなアピールをしつつ、子どもの興味が本にいくタイミングを待ちましょう。
ただし、ゲームなどをずっとしていると本に手は伸びない傾向に。やはりゲームは時間を決めて、メリハリをつけることが大切です。
「何にもやることなくてヒマだなぁ」という時間ができると、本に目が向かうかも。何をしようかなぁと考える時間を作ってあげるのもいいかもしれませんね!
本は知識や情報の宝庫。誰かが一生をかけて得たものが、一冊の本に詰まっていることだってあるんですよね~。
ぜひぜひ家族で「読書習慣」を意識してみてくださいね!
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