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生きること、愛するということ…大切な気持ちはきっと伝わる。心温まる絵本『だいすきなパパへ』

生きること、愛するということ…大切な気持ちはきっと伝わる。心温まる絵本『だいすきなパパへ』
参照 : www.amazon.co.jp
海辺で暮らすビーバーの子ども、バークリー。 もう会えないパパへ届くよう、思いを込めて船を作り、流していましたが、ある時おもいもよらない事実を知ることになります。 ママとバークリー、パパへの愛を感じられる優しくて素敵なストーリー。 じんわりと心が温まる、オススメ絵本です。
生きること、愛するということ…大切な気持ちはきっと伝わる。心温まる絵本『だいすきなパパへ』
参照 : www.amazon.co.jp

バークリーのお誕生日、手作りの船をパパに届けと流します

<あらすじ>

海辺で暮らすビーバーの親子、ママとバークリー。ある時、浜辺に流れ着いた木をつかってふねをつくります。 「ママ、みて、ふねをつくったよ。パパにあげようかな」 「あらすてき!きっとパパがよろこぶわ」 パパに会いたくなったバークリーですが、もうパパとは会うことができません。 やがてバークリーのお誕生日がやってきました。 ママからプレゼントでもらった「えのぐ」と「ふで」を使って、バークリーはふねに色をぬり、パパへのメッセージカードをつけて海に流したのでした。 「パパのところに届きますように!このまま戻ってこなかったら、パパが受け取ったってことだよね!」 波に揺られ、見えなくなった船。パパに届きますように。
出典:www.amazon.co.jp

優しくて穏やかな色づかい。思わず涙があふれます

ママのたっぷりの愛に包まれながら暮らす様子が描かれる絵本は、優しくてシンプルで、ずっと眺めていたくなるような素敵なイラスト。 深くバリエーション豊かな色合いは、その時々のママやバークリーの気持ちを表しているようです。 「バークリーがすやすやねむるころ、ママはひとりではまべをあるいて、パパのことをおもいました。ママもパパにあいたかったのです。」 あうぅぅぅ……涙腺崩壊(´;ω;`)

またやってきたお誕生日。意外な事実を知ることになります

それから、なにか特別なことがあるたびに、ふねを海に流しはじめたバークリーとママ。 思考錯誤しながら、どんどん上手にふねを作れるようになるバークリー。なぜなら、パパのためにもっと素敵なふねを作りたかったから。 一年がたち、またバークリーのお誕生日がやってきました。 またふねを浮かべようとしたのですが、パパのためのメッセージカードを忘れていたバークリー。 あわてて一人で家にもどり、ママの机を開けたバークリーは、意外な事実を知ることになります。 その後、浜辺にもどっていつものようにふねを流したバークリー。 夜、ママがふねを回収しようとした時、目にしたメッセージとは……

ママとバークリーの優しい心に、思わず涙がホロリ。

「だいすきなパパへ」というタイトルの絵本ですが、このお話の中にパパは出てきません。 もう会うことができないパパを大切に想う、ママとバークリーのお話です。 バークリーはパパへ届いてほしい一心で海に船を浮かべますが、そんなバークリーをたっぷりの素敵な愛で包み込んでいたママ。 ママの愛に気づいたバークリーと、いつものようにふるまうママのやりとりは、シンプルだけれどとっても心が温まります。 手元に置いて何度も何度も読み返したくなるような、素敵なストーリー。 ぜひぜひ、親子で読んでみてくださいね。