【扇風機カバー】過信は禁物!扇風機事故と注意するポイント
夏になると姿を現す扇風機。夏限定で出現して、面白い形でしかも中の羽が回るなんて…!!
小さな子どもはとっても興味津々です。
夏になると多い扇風機事故ですが、実は「扇風機カバー」を付けていても起こることが!
改めて、お家の「扇風機カバー」が安全かどうか、確認してみてくださいね。
東京都生活文化局調べ「扇風機カバーによる事故防止の効果」
東京都生活文化局では、「扇風機カバーをしていたのに子どもがケガをした」という事例を受け、「扇風機カバーによる事故防止の効果」について調査したそうです。
平成21年12月に実施したアンケート調査によると、1歳~6歳の子供の保護者2,000人のうち
・扇風機カバーを使用した経験がある保護者は61.8%
・扇風機カバーを使用していても子供がケガをしそうになったことがある人が31.6%
・子供がケガをしたことがある人が0.9%
だったそう。
また、子供がケガをしそうになったりケガをしたときの状況で最も多かったのは、「子供が自分でカバーを外した」でした。
①よくある、幼児による扇風機事故を検証
都内で購入できる扇風機カバー14商品を、2種類の扇風機でテスト
下方向に引っ張ると、簡単にカバーが外れてしまう。
カバーの上から模擬指(指に似せた棒)を押し込むと、中の羽に当たってしまう。
扇風機の裏側にカバーが掛からない部分があり、そこから模擬指が入って羽に当たってしまう、など。
小さな子どもは指が細いうえ、びっくりするような部分も平気で触ってしまいます。
どんなに細心の注意を払っているつもりでも、予想外の事故は起こってしまう場合ももちろんあります。
小さな子どもを持つ親が出来る事は、子どもに危険さを説明する事と、正しい知識を持って安全な商品を選ぶ事であると言えます。
②幼児の扇風機事故を防ぐためには?
・簡単に外れない扇風機カバーを選ぶ
・扇風機カバーのゴムの緩み、カバーがたるんでいないか、網目が広くなっている部分が無いか確認する
・ちょうど良いサイズの扇風機カバーを使用する
・裏側の部分までしっかりとカバーのあるものを使用する
・大人が扇風機から離れる時は、扇風機の電源を切る
・ストーブ用の柵を持っている場合は、それを扇風機用の柵として活用する
などなど…
大人が気をつければ改善できる部分はたくさんあります。
最近では、羽に触れると回転がストップするなどの、安全装置付きの扇風機もあります。小さなお子様や小さなペットを飼っている方には、特におすすめですよ。
③東京都生活文化局では、結果に基づく措置を実施
東京都生活文化局は、扇風機カバーの製造などを取り扱っている事業者に対して、安全性を高めるよう要望を出すそう。
また、扇風機事故防止のための情報提供も行うそうです。
夏は思いもよらぬ事故が多発します!
扇風機を始め、夏に起こりやすくなってしまう事故はとてもたくさんあるんです。
海や山・プールや夏休みの交通事故・熱中症などなど…
さらに家庭内でも、コンセントや洗濯機の閉じ込めなどなど、注意しないといけないことはとっても多い!
ただでさえ育児中で大変なママとパパですが、大切な我が子が取り返しのつかない事にならないよう、正しい知識を得てしっかりと予防対策をとってくださいね!