切なくてもどかしい、愛が溢れる優しい絵本「おばけのケーキ屋さん」
ケーキ作りが大好きなおばけのお店にふらりと訪れた女の子。びっくりするほど美味しいケーキを食べさせようと奮闘するかわいいおばけと、クールな女の子とのやりとりが当たり前の日常になった頃、驚きの急展開が。登場人物すべてが優しさに溢れた、素敵な物語です。
僕のケーキは世界一美味しい!…でも、ライバルがいたなんて!
<あらすじ>
ただ人を驚かせるのではなく「大好きな手作りケーキを食べさせて、あまりの美味しさにビックリさせる」事が大好きな、珍しいおばけ。そんなおばけが開いているケーキ屋さんに、1人の女の子がやって来ます。
”自称・世界一美味しいケーキ”に自信を持っていたおばけですが、女の子はケーキを食べてもビックリせず、「パパの作ったケーキと同じ」だと言います。
おばけは、「パパのケーキ」を超える味のケーキを作ろうと大奮闘を始めます。
子どもよりも大人が涙してしまう?温かくてほろ苦い、ちょっと切ないストーリー
漫画投稿サイトをきっかけに人気を呼び、大きな反響を呼んだ「おばけのケーキ屋さん」は、「SAKAE」さんが発表した絵本。
素敵なストーリーはもちろん、優しいタッチで描かれた絵が、心をじんわりと包み込んでくれます。
何度読んでも、心が温かくなる人多数
ユニークなおばけに子供たちの目は釘付け。
出典:www.amazon.co.jp
大人でも心奪われる逸品です。
やっぱり純粋な気持ちに触れると、人は感動するのですね。
Pixivで初めて読んで以来、とてもとても大好きなお話です。
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今回書籍化されたと知って慌てて購入しました。
可愛らしく温かな絵で描かれた女の子とケーキ屋さんの交流、
そしてラスト……。ケーキで繋がれた愛情に涙が止まりません。
読み返して、女の子が言い続けていた台詞が胸にジンと来ました。
大人も子供も楽しめる素晴らしいストーリーです。
音読する場合は涙との戦いになることが必至ですけれど。
たくさんの人に読んでほしいと思います。おススメです。
Pixivで偶然見つけて、書籍化される事をその後知り、即予約しました。
出典:www.amazon.co.jp
作者のSAKAEさんの絵のタッチはとても暖かくて、見ているだけで癒されるんですが、一番の魅力は何といっても素敵すぎるストーリー。
ほのぼのした流れから一気に切なくなる展開に何度涙腺が破壊された事か……
姿は変わっても家族への愛や絆は変わらないストーリーに胸が熱くなり、「今の私は家族ときちんと向き合えているだろうか?」と、作品を通じて考えさせられました。
とらえ方は人それぞれですが、心の繋がりは生きていく上でなくてはならないものだという事を教えてくれたような気がします。
子供さんに読み聞かせするのもいいけど、この作品は年齢関係なく、いろんな人に読んで欲しいと思いました。
すごくお勧めです。
本当にたくさんの人に知って欲しい作品だと思います。
ただただ、女の子をビックリさせるほど美味しいケーキを作るために頑張るおばけ。いきなりの急展開を迎えるだけに、何度読んでも涙してしまう人が多いよう。
小さな子どもには少し難しいかも知れないお話しですが、絵やストーリー展開から、きっと愛情や優しい雰囲気が伝わります。
女の子と過ごす日々が当たり前のようになった頃、急展開が訪れる
最初は月に一度、ケーキを食べに来ていた女の子も、一緒にケーキを作ったりするうちに毎日遊びに来るように。楽しく過ごす日々の中、大きくなった女の子から突然告げられた、お別れの言葉。
「明日、結婚して遠くへ行くから、もうここへは来られない」
嬉しいけれど悲しそうな女の子へ世界一美味しいケーキを届けるため、おばけはもう一度、命を懸けた奮闘を始めます。
幸せだけど悲しい展開には、もどかしさと切なさと、深い愛情を感じずにはいられません。
たくさんの事を感じ、考えさせてくれる「おばけのケーキ屋さん」は、大人にも子どもにもおすすめの絵本です。
さまざまな場面に注目しながら、ぜひお子様と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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