こんなに違う?イギリスの1歳児検診で驚いた5つのこと
文化が違えば子育ても違い、健診も異なります。
イギリスの1歳児健診は、その地理的条件や習慣の違いから驚きの連続!
世界には色々な子育ての考え方があるなと実感した、ロンドンでの1歳児健診についてご紹介します。
①お医者さんに会えない!
「えっお医者さんに会えないの?」と、最初は驚きました。
イギリスにはヘルスビジターという、日本で言うと保健師さんのような職種があります。
新生児が生まれた家庭への訪問や育児教室、健診などを行います。息子の健診も地域を担当するヘルスビジターさんが診察します。
ヘルスビジターの役割は「母子」の支援。その為、質問票は息子のことだけではなく、私に対する質問も同じぐらいありました。
②イギリスではこどもの寝る時間は19時!
「.何時ごろ寝かせていますか?」の質問に、
「20時半から21時」と答えるととても驚かれました。
「No!!! 遅すぎる。アジア人って皆遅いのよね。19時にしなきゃ。どんなに遅くても、19時半。」
いきなりは無理なので、15分ずつ就寝前のルーティーンを繰り上げるよう指導がありました。
寝室を分けていたり、大人の時間を大切にするイギリスならではの考え方。睡眠とは文化的慣習であることを改めて認識しました。
我が家も少しだけアジャストして、今では20時に寝かせるようにしています。それでも、イギリスではかなり遅めではありますが。
③夜泣きは決して抱き上げない!
当時まだ授乳中だった為、夜は数時間おきに起きることを伝えると
「夜泣いても決して抱き上げないこと。かえって赤ちゃんの眠りが浅くなります。」
イギリスでは就寝前のルーティーンを非常に大切にしています。授乳中に気付いたら寝ていてそのまま寝かす、なんてもってのほか!
泣いても、一人で寝るくせをつけないと、いつまでたっても熟睡出来ずかわいそうだとの指導が。
④ビタミンDシロップは必ず!
日照時間の少ないイギリスでは、太陽を浴びる時間が少なくビタミンD不足になりがち。
丈夫な骨や皮膚に欠かせないビタミンDはシロップなどで補完するよう言われます。
ビタミンD欠乏症対策についてはイギリス「国立保健医療研究所(The National Institute for Health and Care Excellence)」も、すでにサプリメント摂取を呼びかけている。
出典:hiroshinews.hatenablog.com
なにしろ、イギリスに住む成人の5人に1人、子供の6人に1人が、低レベルのビタミンD不足欠乏症に罹っている状況がある。
1歳過ぎたらビタミンD、は国が推奨。我が家はビタミンD入りのフォローアップミルクを飲ませています。
⑤DVを受けていないか確認
これは必ず聞かないといけない質問とのこと。筆者も聞かれました。精神的に落ち込んでいないか、DV被害にあっていないかを聞き、母親のメンタルヘルスを確認します。
ソーシャルワーカーなどに必要があれば繋いでくれます。
次の健診は2歳。
文化の違いに驚きつつも、母親のケアにも力を入れているシステムに感動。
冬からはビタミンDシロップを導入予定です。