「あん入り餅」に「鮭とイクラ入り」も!日本全国の個性的なお雑煮7選
お正月に食べる「お雑煮」。みなさんの家庭ではどんなお餅で、どんなお出汁で、どんな具材で、お雑煮を食べていますか?地域により家庭により実はかなり個性があります。違いが面白い各地のお雑煮をご紹介します!
北海道から九州まで、多様なお雑煮があるのです
日本全国には様々な特徴のお雑煮が存在していることをご存知ですか?ご当地ならではのお雑煮を「お餅」「お出汁」「具材」の観点からご紹介していきます!
鮭とイクラが「北海道風」
お餅は角餅を焼いて入れます。お出汁は昆布と白味噌、具は鮭、大根、人参、そしていくらです。
北海道らしい鮭にいくら。家によってはカニを入れるところもあるようです。白味噌は関西のイメージですが北海道の雑煮は白味噌が大半と決まっているよう。意外です。
シンプルイズベスト「東京風」
お餅は角餅を焼いて入れます。昆布と鰹節の透明なお出汁にお醤油を少し。具は鶏肉、かまぼこ、青菜です。
筆者も食べ慣れた東京風。このシンプルさが東京らしいといえば東京らしい?
白味噌ですよね「京都風」
お餅は丸餅を煮ます。お出汁は昆布と鰹節に白味噌、具はエビイモに金時人参、お豆腐が入ることもあるようです。
やはり京都といえば白味噌ですよね。そして、この中部地方を境にお餅が丸くなります。エビイモ、金時人参も京野菜の代表格。とても上品なところが京都らしいお雑煮です。
牡蠣が入る「広島風」
お餅は丸餅を煮ます。お出汁は具は牡蠣、大根青菜。
さすが広島ですね。広島といえばの牡蠣。やはりご当地の食材は欠かせない。お正月のこの時期は牡蠣も美味しい季節です!
お汁粉、ではありません「鳥取風」
お餅は丸餅を煮ます。お出汁はあずき。具はあずき。甘いお雑煮。
お汁粉を薄めたような、という表現がされていました。(筆者も食したことはありません)
あん入り丸餅に驚愕!「香川風」
餅は丸餅、餅のなかにはあんこが入っています。お出汁は煮干しに白味噌、具は大根に人参。
今回一番のインパクトのあるお雑煮といえば、香川風です。あんこが入ったお餅に白味噌のしょっぱい出汁!ですよ。でも案外美味しいのです。一度食べてみる価値はあります。
ゴージャス!「長崎風」
お餅は丸餅を煮る。お出汁はあごだしに昆布。具は鶏肉、(ぶりや海老)お野菜色々なんでもあり。
具が豊富でとても豪華な長崎風。お正月以外のお祝いの席でも食べられることがあるそう。
おまけ お雑煮は食べない?沖縄
沖縄ではお正月にお雑煮を食べる文化がなく、豚のもつをかつお出汁でじっくり煮込んだ中身汁を食べるそう。
出典: okinawanozouni.seesaa.net
お雑煮まつわる全て!がまとまっています。
いかがでしたか?北海道から沖縄まで各地で全く違うお雑煮。多くの人が驚く香川風「あんこ入りもちの白味噌出汁」も香川では当たり前。各家庭ごとにパパママの出身地域が融合したお雑煮にを食べているのでしょうか?食文化はその土地の歴史をなぞり、新しい文化を生み出します。ぜひ自分のお雑煮を子ども達に引き継いでいってくださいね。