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「子供の泣き声に耳栓されて心が折れた」…戸惑いと批判、心配の声が集まったママの投稿に考えさせられる

「子供の泣き声に耳栓されて心が折れた」…戸惑いと批判、心配の声が集まったママの投稿に考えさせられる
参照 : www.flickr.com
「幼い子をもつ母親」の危うい心境と、それに対する周囲の反応ーーー匿名だからこそ浮き彫りになった「子育て」のひとつの現実を、みなさんはどのように受け止めますか?
「子供の泣き声に耳栓されて心が折れた」…戸惑いと批判、心配の声が集まったママの投稿に考えさせられる
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育児中の女性が、ある出来事を「はてな匿名ダイアリー」に綴りました。 新幹線の中で子どもが泣き出してしまったが、隣に座っていた女性の態度に傷ついた…というものです。 「繊細すぎる」「隣にいた女性は悪くない」等、批判的なコメントが多く集まりましたが、後日冷静になった投稿者が反省の投稿をしたことで、再び様々な声が寄せられています。

「子供の泣き声に耳栓されて心が折れた」

子供と二人で新幹線に乗った。予約した席は通路側で、窓側には先客がいた。若い女性だったのでほっとしつつ、会釈を交わして席についた。

出典:anond.hatelabo.jp
電車に乗って少しすると子供が泣き出したため、投稿者はまず隣の女性に謝ろうとします。 ところが、女性は「無表情のまま」ノートパソコンを閉じて、耳栓を取り出しました。

話しかける隙がない。そして、こちらに目もくれずに耳栓をして寝る姿勢をとった。なんだかそれが、すごくショックだった。

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『我関せずの態度』が、子どもの存在を無視されたようで悲しい

「女性には比較的親切にされてきた」という経験から、隣の席が若い女性だったことに安心していた投稿者。 それなのに、まるで自分たちの姿が目に入らないかのように振る舞われたことがとてもショックだったようです。

彼女は悪くない。じゃあどうしてもらいたかったんだって、自分で考えてみたけど、「大丈夫ですよ」とか、あるいはニコッと笑ってくれるだけで良かったんだと思う。あの人にとっては、私も子供も「無」だった。私はいいけど、私の大切な子供も無、なんだ……と思って悲しくなったんだと思う。

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その後たまたま同じ駅で降りた投稿者は、その女性が知人と合流する場面も目撃しました。 そして、愛想良く談笑する姿を見て「この100分の1でも私や子供に向けてくれなかったんだ」とみじめになり、「彼女は悪くない」「わたしがメンタルヤバイ」と自覚しつつも、辛い気持ちを投稿したのだそう。

<投稿へのネットの反応>

隣にいた女性がノートパソコンを持っており、合流した相手が仕事関係であった様子から「出張の移動時間に耳栓をするのは安眠目的」だという意見。 また、耳栓を所持=聴覚過敏の人だった可能性を挙げて「他人の事情に理解がない」と諌める意見など、コメント欄には投稿者に対して批判的なものが目立ちます。 一方で、投稿者のあまりにナイーブな様子に「追い詰められてる」「育児ノイローゼでは」と心配する意見も多く見受けられました。 そして、同じく育児中の女性からの共感や、投稿者への過剰な批判に対しては「厳しすぎる」という戸惑いの声も寄せられていました。
出典:www.flickr.com
後日、冷静になった投稿者は「私が図々しかった」と振り返っています。

子育てをしてると、責任の重さとか周囲からのプレッシャーに「うわーーーーっ」ってなることがよくある。

出典:anond.hatelabo.jp
わけもわからず叫び出したくなるようなこの衝動を、育児中に感じたことのある人は多いのではないでしょうか。 寝不足や疲れのせいで単純に身体が限界ということもあるし、命を預かる責任の重さや、周囲との関係が変化したことで心が追い詰められることもある。 努力して積み上げた仕事や、打ち込んできた趣味、ひとりで過ごす時間などーーー出産によって手放したり、諦めたものが多い人ほど、社会から切り離されていくような感覚に焦りをおぼえるかもしれません。

隣の女性が羨ましかったのもあるんだと思う。いかにも仕事が出来そうで、たくさんの人に必要とされていそうで。

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耳栓がどれだけ優しい譲歩だったか、今は身に沁みています。本当にありがとう

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子どもを産み育てる母親が「育児に関する愚痴や不満」を口にするのは、実生活ではなかなか難しく、勇気が要るもの。 けれど、どんなに愛おしい我が子が相手でも、四六時中一緒にいれば何らかのストレスは溜まりますよね。 多くの人目に触れる場で言葉を発するのは、今回のように批判を集めたり、誹謗中傷を受けるリスクがあります。 ただ、想いを吐露することは良いガス抜きになるし、匿名だからこそ忌憚の無い意見が交わされ、見えてくるものもあるかもしれません。 耳栓が「優しい譲歩」だったことに思い至り、感謝の言葉で締めくくられた投稿。 正直、筆者も初めは否定的な気持ちで見ていましたが、読み進めるうちになんだか胸が痛くなりました。 みなさんは、どのように感じられましたか?