花粉症&PM2.5の「対策法」って?親子で対策が必要な理由や、おすすめの対策グッズまとめ
暖かい春先になってくると、なんだかボーッとしてしまう…春だからかな…。じゃなくて、もしかして花粉やPM2.5によるアレルギーかも? 大人も子どもも注意したいシーズン、対策するべき理由やその仕方、グッズまで合わせてご紹介します!
花粉症&PM2.5、特につらくないから大丈夫……はNO!
春頃になると急激に増え始める「マスク姿」の人々。暖かくなってくるのは嬉しいけど「花粉症」というツラ~い症状に悩まされる人も増えてきますよね~! さらに近年は「PM2.5」という“2.5μm以下の粒子”も問題になっており、こちらも人体への影響が懸念されています。
花粉症は季節によって「スギ」「ブタクサ」など種類があり、基本的にそのシーズンのみアレルギー症状が起こりがち。しかしPM2.5は日常生活のなかで生まれる「排気ガス」「自然由来のもの」があり、季節を問わず注意が必要です。
■花粉症&PM2.5が引き起こす健康被害とは?
「花粉」「PM2.5」は、空気中に漂っているため誰でも吸い込んでしまうもの。しかしアレルギー症状が出るか出ないかは個人差があり、同じ場所にいても平気な人とそうでない人がいます。
「花粉症」の発症は子どもから大人まで幅広く、早ければ1・2歳頃から症状が出る子も。症状は主に、
・鼻水
・くしゃみ
・鼻づまり
ですが、肌のかゆみや頭痛・だるさなどを引き起こすことも。体が常にしんどいので、生活の質がかなり低下しがちです。大人はもちろん、子どもも毎日の生活に支障が出てしまいます。
また「PM2.5」は花粉よりも非常に粒子が細かく、肺の奥深くまで入り込んで「呼吸器」や「循環器」などの疾患リスクを上げてしまうと考えられています。粒子が多ければ重さで下へ落ちるため吸い込みリスクが減るのですが、PM2.5と呼ばれる「2.5μm以下の粒子」は小さくて軽いため、ふわふわと空気中を漂ってしまうんですね。
■予防は「小は大を兼ねる」で
花粉の粒子の大きさは「約30µm」ですが、PM2.5の粒子はその名の通り「2.5µm」以下。ちなみに黄砂は「約4µm」です。大きなフィルターで小さな粒子は防げませんが、小さなフィルターなら大きな粒子もまとめてキャッチすることができます。
PM2.5まで防ぐなら「N95」や「DS1・DS2」などの規格の“防じんマスク”が効果的。これらの規格以外のマスクもPM2.5を防げないというわけではないそうですが、製品によって効果はさまざまなよう。
でも悩ましいのは、小さなフィルター&高機能なものは
・1枚あたりの価格が高い
・気密性が高く少し息苦しく感じたりも
などの点が。
なのでお財布への優しさを考えるなら「PM2.5分布予測」などを利用して、普段は「花粉症・風邪用マスク」、PM2.5が多い日は「PM2.5対策マスク」を利用するといいかもですね~。
PM2.5予測情報では、健康への影響が懸念されるPM2.5(微小粒子状物質)の分布について、日本気象協会の独自気象予測モデルなどを用いて、現在から48時間先までの傾向を予測しています。
■「花粉&PM2.5予防」として日常でできることは?
普段の生活の中で「花粉」や「PM2.5」対策として心がけたいことは、
・濃度が高い日は外での激しい運動などを控える
・バランスの良い食事をしっかり食べてよく寝る
・室内に持ち込まないよう、換気や帰宅の際には気を付ける
など。
グッズを使った具体的な予防法は、
・布団にはこまめに掃除機をかける
・床や壁にある粒子をまき散らさないよう、水拭き掃除から始める
・帰宅時は玄関で、ブラシやコロコロローラーを使って粒子を取り除く
・花粉症シーズン前から薬を飲み始める、マスクをしておく
・鼻うがいをして粒子を洗い流す
などがあります。
まず大切なのは「予防」、そして症状が出てしまったらひどくなるまえに病院へ。特に子どもは自分で体調が分からないことが多いので、親が日頃から気を付けてあげることが必要ですね。
花粉&PM2.5対策のためのおすすめグッズ5選!
世の中にはとてもたくさんのアイテムがあるけれど、花粉&PM2.5対策のためにはどれを使えばいいの? 悩ましいですよね~! ということで、おすすめのアイテムを5点ピックアップしました! でも「効果がある」といわれる製品でも、正しく使えなければ効果は激減。使い方はきちんとチェックを。
①花粉・カゼ対策用マスク
外出の際に花粉やPM2.5を吸い込まないようにするためには、やはりマスクが効果的です。「小は大を兼ねる」ので、できれば毎日“PM2.5を防げるマスク”を着用したいもの。でも機能的なマスクってお値段が高いのでさすがに財布が……アーッてなりがちですよね~!(´;ω;`)
安い使い捨てマスクでも、
・目的に合ったフィルターの細かさ
・顔にピッタリフィットして口や鼻への侵入を防げる
ものであれば防ぐ効果はあるよう。でも「顔にピッタリフィットさせる」が、実はけっこう難しいんです。
立体網目構造で、花粉を99%カットするという「ピッタ・マスク(PITTA MASK) 」は、なんと“新ポリウレタン素材”を使った「洗って繰り返し使える」マスク。柔らかくて“切りっぱなし”のような独特の形は耳が痛くなりにくいうえ、顔にピッタリフィットするのに息はしやすいというスグレモノです。
こちらは女性の顔に合いやすい「スモール」サイズですが、子どもサイズの「キッズ」や「普通サイズ」も。カラーバリエーションが豊富で、気分も上がりそうですね~♪
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②PM2.5・ウイルス対策用マスク
そしてこちらはマスクの中間層に「N95規格相当の特殊帯電フィルター」を使った「ピッタ・マスク 2.5a」。0.0001mmの微粒子・ウィルスを99%カットするうえに密着アーチ形状で隙間をつくらず、こちらも息がしやすいのが魅力的です。こちらは使い捨てタイプ。
でも残念ながら「レギュラーサイズ」のみのよう。小さいサイズもぜひぜひ欲しいですね~!
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③空気清浄機(PM2.5対応)
ひとことで「空気清浄機」といってもその機能はさまざま。実は用途に合ったアイテムを選ぶのが重要なんです。ダイキンの最新空気清浄機は、ウイルスの粒子の大きさである“0.3μm”の微細な粒子も99.97%除去するフィルターを搭載。
加湿機能&リモコンもついていて、掃除も簡単なのが魅力的です。画像のコンパクトタイプは寝室や子ども部屋などに、リビングなど大きな部屋ならさらに高機能&大きなサイズのものを。
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④部屋干しハンガー
花粉やPM2.5を部屋に入れないためには、洗濯物はやっぱり部屋干しがマスト。でも部屋干しハンガーって使わないときは重いし邪魔だし、見た目がね! ちょっとアレなんですよね!!!
こちらの折りたたみ式部屋干しハンガーはオシャレで軽くて持ち運び簡単、そして置き場所に合わせた形に変形可能! 使わない時はめちゃくちゃシンプルに畳めるし、普通に洋服掛け・コート掛けなどとして使っても。
こちらは「3連タイプ」ですが、タオル干しがもう一つ追加された「5連タイプ」もあります。ただ一点、メリットである「軽さ」が、干し方によってはバランスを崩して倒れる原因になってしまうよう。でも干し方&自立のさせかた次第で克服できるようです。ちなみに組み立て式なので、届いてからの組み立てが必要。
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⑤予防クリーム・スプレー
マスクが苦手・マスクに+aしたい……という方にもオススメなのが、鼻に直接クリームを塗るという予防方法。綿棒で直接鼻に塗ることによって、花粉が鼻の奥に侵入するのを防ぎます。ハウスダストなどにもOKなうえ、かみまくって敏感になってしまった鼻に塗っても刺激がありません。
効果を感じる・感じないには個人差があるようですが、世界的に見ても「効果を感じる」人が多いようなので試してみる価値アリ! こちらは「無香料」ですが「ミントの香り」もあります。また、こちら効果のほどは分かりませんが「アレルシャットではなくワセリンを使う」という方法も。お子さんには保湿も兼ねて、ワセリンでもいいかも?
アレルシャット製品には鼻に塗るクリームの他にも
・マスクに吹きかけるスプレー
・顔に直接吹きかけるスプレー
・鼻シャワーミスト
などがあります。上手に組み合わせて活用してみて。
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アレルギーか風邪か。見分け方は?
花粉やPM2.5のアレルギーによる症状と、主にウイルスに感染して起こるカゼ症状。似てるので分かりにくいですが、特徴をまとめると
【アレルギー】
・基本的に熱はなし
・ずっとさらさらで透明の鼻水
・5回以上続くこともある連続くしゃみ
・ひどい鼻詰まりが続く
・目やのどのかゆみ、不快感
【カゼ】
・熱が出たりも
・最初は透明、次第に粘度と色が付いてくる
・くしゃみは基本的に単発
・鼻詰まりなどの症状が数日でおさまる
・目のかゆみはなく、のどはかゆいよりも痛い
などなど。もちろん個人差があります。
放置はダメ、ゼッタイ
ちなみに私は出産前まで「アレルギー性鼻炎」がひどく、基本的に一年のほとんどを鼻づまり・鼻水に悩まされていました。鼻水は「閉まりの悪い蛇口かッッ」っていうくらいポタッポタッと垂れるし、くしゃみが出過ぎてなんか体中がブルブルするんですよね(?)。 もちろん仕事にも支障出まくり。早く病院へ行けばよかったんですけど、昔からだったんでその状態が「私の当たり前」だと思ってしまってました。(´;ω;`)
なぜか2度の出産を経て劇的に改善し、今はほとんど症状が出ません。だからこそ「アレルギーのつらさ」がとっても分かります。頭が働かないし体はだるいし体力は消耗するしで、積極的な気持ちになれないんですよね……! もっと早く「これはしんどい状態だ」と気づけていたら……。だからこそ思います、気づいたらすぐ行動を。放置はダメ~!
もしご自身やお子さんが「アレルギー症状かも?」な感じだと思ったら、ぜひぜひ早めにグッズで対策&病院で相談を。上手に乗り切って人生を楽しみましょ!