イタリアでは、ベッドサイドの靴下におもちゃを入れる習慣はあまりありません。ツリーの下に、クリスマスに集う家族や友だちへのプレゼントを、それぞれ相手の名前を書いて置いておきます。ちょこちょこ買っては置いておくのでいつの間にか増えているのが毎年恒例。
24日の夜12時が過ぎるとプレゼントオープン!ミサに行く人も深夜には帰ってきて、子どもたちだけでなく、大人もワクワクの瞬間です。
子どもたちに人気のおもちゃは、ディズニーやアベンジャー、バービーにバットマン、レゴ、テレビゲーム…。これは世界どこでも共通ですね。しかーし、イタリアならではのおもちゃたちもいっぱいありますよー!
卓上サッカー
サッカー大国ならではの卓上サッカー。
このスタンド型は、実は私の職場にも以前休憩テラスにありました。2対2で対戦するもので、大人も夢中になっちゃいます。
ちなみに、空き箱、洗濯バサミ、ピンポン玉でカンタンに手作りできます。
Polizia ポリツィア& Carabinieriカラビニエリ
イタリアの国家警察ポリツィアと憲兵カラビニエリのミニカー。男の子ならまず1台は持ってます。
他にバイクやヘリコプター、ラジコンカーなども人気。
プレイモービルも人気です。
電動カー&スクーター
こちらはほんとに乗れちゃう電動カー。イタリアの国産車FIAT500の公式コラボおもちゃです。
おしゃれなスクーター、Vespaもあります。
クリスマス開けには街に小さなドライバー&ライダーが続出するので、ホントに人気ということが分かります。
将来は考古学者に!?
古代ローマの歴史に触れよう!自分で古代のコインを鋳造できるキット。
こちらは古代ギリシャ&古代ローマの発掘調査を再現するセットです。
これ、もう少し大きくなったらウチの子に買いたいと思ってます。(そしていずれは屋外発掘調査の体験コーナーにも!)
Winx Club ウィンクス・クラブ
2004年から放映されているイタリア生まれのアニメ、ウィンクス・クラブ。第7シーズンまで放送され、次のシーズンの制作も決まっているとか。今や世界131か国に広まっていて、国内外で幼稚園~小学生の女の子に大人気!です。
妖精学校の寄宿舎で生活する16歳(という設定の)妖精の女の子6人を中心としたウィンクス・クラブのメンバーが、様々な事件や出来事に魔法の力で立ち向かうお話です。
アニメはもちろん、ありとあらゆるおもちゃから日用品、文房具、お菓子、衣類など、キャラクター グッズが多角展開されていて、町を歩いていて目にしないことはないほど。
コスチュームは、そのまま2月のカーニバルの仮装に使えるので、子どもたちも大喜び。
Ciccobello チッチョベッロ
1962年生まれのチッチョベッロくん。なんと当時、日本の玩具用音響機器メーカー、オーゼンの技術協力を得て開発したというお人形です。イタリアの女の子はみんな持ってます。こちらはほっぺが赤くなる風邪引きチッチョベッロ。
ハイハイとアンヨをしてくれるものも。
友だちもいっぱい。
Pimpa ピンパ
フランチェスコ・トゥ-リオ・アルタン作の漫画作品として1975年に生まれたピンパ。赤い水玉模様をもつおしゃまな犬の女の子です。アニメ放映もされていて、幼児番組としてオススメ。
絵本のほか、知育おもちゃやグッズがたくさん出ています。
日本でもNHKイタリア語講座の1コーナーで放映されていたそうです。
イタリアではユニセフとコラボして、チャリティ マグカップも販売。恵まれない子どもたちのためのキャンペーンに活躍しています。
Trudi トゥルディ
1953年創業のぬいぐるみメーカー、Trudiの動物たち。
犬や猫、ウサギ、アライグマ、クマ、キツネなど種類が豊富で、なめらかな手触りのぬいぐるみは、とってもかわいらしい表情です。黒ヒョウやナマケモノなど、レアな動物たちもいっぱい。
恐竜のぬいぐるみもあります。
木のおもちゃを中心にお子様に安全で優しい玩具を扱うお店です。クリスマスプレゼントを受け取って嬉しくなるラッピングでお届けいたします。出産祝いやベビーギフトにもぴったり!
Sevi セヴィ
こちらは1831年にまで創業がさかのぼる、老舗の木製玩具ブランド Sevi のおもちゃです。今はTrudiとグループ会社になっていて、よく一緒に販売されています。
創造力を育む優しい木のおもちゃです。
Sevi社はイタリアデザインのカラフルさが特徴!色づかいがかわいらしく、お子さまも興味津々です。1831年創業のヨーロッパで一番古い木製玩具メーカーです。“ハイクオリティの商品を作り出し、提供する”という創業当時からのモットーはゆるぎないものであり、今現在でもしっかりと受け継がれています。旧くからの伝統を大切にする一方で、時代に合った新しい感性も常に取り入れています。Seviの玩具作りに込められた思いは、“夢や感情をインスパイアすること”。生み出している玩具は単なる「商品」ではなく、心をぬくもりで満たすもの。
いかがでしたか?この「ツリーの下でプレゼント開封」形式だと、寝ている間にサンタさんがやって来て靴下にプレゼントを置いていってくれる…という図式が立たないのですが、
・真夜中直前に子どもの気をそらしてこっそりプレゼントを増やしておく、とか
・やっぱり翌朝クリスマスの日に開ける、とか イタリアのパパママたちも色々工夫しているようです。
我が家の長男4歳は、既に1年前の時点で、「いい子にしてたらクリスマスにバッボ・ナターレ(イタリア語でサンタクロース)がプレゼント買ってくれるんだー♪」と言ってました。夢があるのやらないのやら…さあ、今年のクリスマスもパパ・ママ サンタは素敵なプレゼント探しに奔走いたしますよ!