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読むたび号泣!涙なしには読めない『ロバのシルベスターとまほうの小石』【オススメ絵本】

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参照 : www.amazon.co.jp
長男が生まれた時から、私は『童話館』の定期購読を申し込んでいました。ある月送られてきたのがこの絵本。何気なく読み始めたが最後、もう途中から涙があふれ始め、最後には号泣しながら読んでいました。本当に大切なものって?を教えてくれる珠玉の一冊。
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参照 : www.amazon.co.jp

『ロバのシルベスターとまほうの小石』

ロバのシルベスターはお父さんとお母さんと仲良く暮らしていました。かわった形や色の小石を集めるのが大好きなシルベスター。ある夏の日、シルベスターはもえるように赤く光るまん丸の小石を見つけます。その小石は、手にもって願ったことがなんでも叶ってしまう魔法の小石だったのです。もちろんシルベスターは大喜び!

「なんてうんがいいんだろう。これからはのぞみがなんでもかなうそ。父さんや母さんはもとより、しんるいや友だちにもすきなことをさせてやろう!」
出典:絵本『ロバのシルベスターとまほうの小石』より

この一文からも、愛情をいっぱい受けて育った、素直で優しい家族・友達想いのシルベスターの姿が思い浮かびますよね。

急いで帰宅するシルベスター。しかし帰り道で、なんと腹をすかせたいやしいライオンに出くわしてしまうのです。あわてふためいたシルベスターは、赤い魔法の小石をもちながら「ぼくは岩になりたい」とお願いしてしまうのです。願いは叶い、シルベスターは岩になってしまいます。

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一方、シルベスターのお父さんとお母さんは、いつまでたっても帰ってこないシルベスターが心配で心配で、探し周ります。が、岩になったシルベスターを見つけることはできません。

ふたりは、きっと、おそろしいじこのせいで、二どとむすこにあえまいと、話し合いました。ふたりはなるべくふだんにもどって、くよくよすまいとしましたが、ふだんはいつもシルベスターがいたのですから、やっぱりむすこのことを思い出すばかりでした。つらい毎日でした。もう、くらすはりあいが、ありませんでした。
出典:絵本『ロバのシルベスターとまほうの小石』より

シルベスターがいなくなり、秋、冬、春と季節は移っていきます。悲しみに沈んでいる2人は、5月のある日、シルベスターが岩になってしまった山にピクニックに行くことにしたのですが・・・。はたして、シルベスターは元の姿に戻り、お父さんとお母さんのところに帰れるのでしょうか?

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ある日突然子供がいなくなってしまう。どこに行ったかもわからない。手がかりすらない。親としては、想像も絶する苦しみ。もし自分の子供だったら?お父さんとお母さんの気持ちに共感をして、読むだけで涙があふれてきてしまいます。

読み聞かせにピッタリ♪

ハラハラする物語の展開に、引き込まれている親子も多いようです。

初めて読んだとき、ストーリーの展開にドキドキ、お母さんの子どもを失ったと思ったときの悲しみに辛くなり、最後はあっと思わせる素晴らしい最後、久しぶりに良い絵本に出会いました。
出典:www.ehonnavi.net
まずは6歳の娘に聞いてもらいます。シルベスターが岩に変わってしまうと「あっっ!ヤバイ!」と焦り、月日が流れていくところもハラハラして聞いていたのですが、お母さんたちがピクニックで岩の上に腰掛けたところで爆笑!(←笑うところ?)岩に変わっている時間がながいからこそ、ラストの再会がジーンときますね。旦那にも「こんなお話やねん」とあらすじを説明すると「なんか壮大なお話やな!」と興味を持ってくれました。
出典:www.ehonnavi.net

また物語を読み進めていく中で、シルベスターとその家族は「なんでも叶う魔法よりももっと大切なものがある!」ということを教えてくれます。我が家で読み聞かせているとき、ラストシーンまで来ると大抵すでに私は泣いてます(笑)。そして、毎回子供たちをギューっと抱きしめて、何よりもその存在に感謝をするのです。

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出典 : www.flickr.com
 この本の何と言っても素晴らしいところは、思いのまま叶えられる魔法があっても、それよりももっともっと深く、素晴らしく、涙が出るほど満たされる幸せがある、ということを、そんな教訓臭い言葉など一切使わずに、シンプルなストーリーの流れだけでごく自然に、かつ強力な説得力を持って、読者に見せてしまうところでしょう。 途中、シルベスターの運命に絶望的な気持ちになったり、ハラハラしたりと、読者を引きつける展開もなかなか凄いです。最後、魔法の石なんか金庫に放り込んでしまっても構わないくらい満たされた家族の様子を、子供と一緒にお互いぎゅーっとしながら読んでいます。
出典:www.amazon.co.jp
娘は身を乗り出すようにして聞きながら、時々「えー」とか「大丈夫かなぁ」とか呟きながら、めずらしいくらいお話の中に入り込んでいました。最後はハッピーエンドで本当に良かった!大切な人と一緒にいられるって何より本当に幸せですね。
出典:www.ehonnavi.net

普段生活を送っていると、ついつい「あれもほしい、これもほしい」「こうだったら幸せなのになぁ」と思うことも多いですよね。でも人生を豊かに送るために本当に大切なものは、すごくシンプルで、すでにもう私たちは持っているのかもしれません。そんなことを感じさせてくれる珠玉の一冊。シルベスターと家族の物語。ぜひ手に取って読んでみてください!

ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)  ウィリアム・スタイグ

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